2008年08月12日

「遠位型ミオパチ」患者会から署名のお願い

 いつもこのブログには、行きつけレストランやフランス語についての話題を書いてきたけれど、今日は少し違います。私がフランス語を習い始めるきっかけにもなったのが、実はタイトルの「遠位型ミオパチ」です。

 これは、心臓から遠い体の部位から筋力が徐々に低下していき、やがては寝たきりになる進行性の病気です。もう20年以上もこの病気と闘ってきましたが、薬も治療法も今まで全くありませんでした。ところが最近研究がだいぶ前進し、私達患者が近い将来、有効な治療を受けられる可能性が出てきました。
でも、薬や治療法が承認されるまでにはさらなる研究が必要で、私達患者会としては、現在「難病指定・特定疾患」の認定を受けることを目標に署名活動をしています。

 国から「難病指定・特定疾患」の認定を受けると、医療機関への資金的援助がなされ、原因や治療法を見つけるための研究を行うことができるようになり、また医療費の補助も受けられます。 署名は、インターネット上で名前の記入のみでできます

 以前から何か自分でできることを続けたいという気持ちで、英会話とフランス語会話を始めました。英語やフランス語を話しているときは、自分の体が不自由なことも忘れるほどです。友だちやフランス人の先生の温かい協力で、フランス語学習を続けることができ、また、海外旅行はできないけれど、色々な国の文化も知ることができ、私なりに充実した毎日を過ごしています。この病気にかかってから、いろいろなリハビリを続けてきましたが、病状は今も進行しています。2年前に別の病気で50日間入院したこともあり、さらに首の筋肉も弱くなってしまいました。

 希少疾患である「遠位型ミオパチ」に対して研究が進むよう、患者の元へ一日も早く治療薬が届けられるよう、皆さまのご協力を心からお願い申し上げます。
タグ:難病
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2008年05月01日

今日のル・シャトレ ヴォロ・ヴァン(vol-au-vent)


今年一月に、洋食屋さんとしてリニューアルしたル・シャトレ。
久しぶりにコース料理が食べたくなり、予約を入れておいた。以前に映画で見た、「ヴォロ・ヴァン」(肉・魚・マッシュルームなどをソースであえてパイにつめたもの. パイ皮が「吹けば飛ぶように軽い」ところからの名)をリクエスト。今回はホタテのタップリ入ったベシャメルソースが、パイの中に入っていた。
その名の通り、パイは風で飛んでいきそうな薄い層で出来ていて、ベシャメルソースはホタテのエキスタップリ。
デザートのヌガー・グラッセ、カシスのソルベも爽やかな後味。
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2008年04月24日

ドライブスルー花見

例年よりかなり早い桜の開花に、せかされるように花見に出掛けた。といっても、ここ数年、我が家の花見は、通称、ドライブスルー!
秋田市内で桜の名所というと千秋公園だが、桜は見事で人出が多いせいか、公園全体が酒臭い。「邪道だ!」と、言う人もいると思うけれど、車で桜のトンネルをくぐり抜けられる、牛島の太平川と新屋を巡って花見気分を味わっている。

この日は、
ル・シャトレでランチ、コーヒー、デザートまでゆっくり味わってからドライブスルー花見を楽しんだ。

川沿いに桜並木が延々と100メートルから200メートル(正確には分からないけれど)も続き、車の中からも充分に花を楽しめる・・・。(写真は太平川)

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2008年02月23日

ブイヤベース

1月、2月はお魚の美味しい季節。今回のランチは、ル・シャトレでブイヤベースを予約した。

二年前に頂いたときは、魚、貝類をしっかりと煮込んだタイプものだったが、今回は新鮮な生の素材の歯ごたえを生かしたいとのシェフの意向で、さっと湯がいた魚介類にスープをかけていただいた。今が旬のヤリイカ、ホタテ、スズキ、ホッキ貝。
「うーん、素晴らしい!très bon!
ルイユという、ニンニクと鷹の爪の入ったペーストをバゲットに塗り、ブイヤベースのスープに浮かべ、おろしたグリエールチーズと一緒に食べる。とても言葉だけでは言い尽くせない美味しさ!サフランの香りとコクのあるスープ。
ブイヤベースは冬のもの、というイメージがあったけれど、中に入れる魚介類の種類を変えると一年中楽しめるとのこと。定期的に食べたくなりそう・・・。
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2008年02月15日

ロールキャベツ

今日は、先月リニューアルオープンしたル・シャトレ(秋田市外旭川)から、ビーフシチュー、ロールキャベツ、「魚介とベーコンのたっぷりチーズドリア」をテイクアウトした。ビーフシチューのすばらしさは前回書いたので、今日はロールキャベツとドリアについて。

ロールキャベツというと、キャベツの中に挽肉が入った・・・というイメージだったけれど、違いました。
まず一つ目は、挽肉を使ったスタンダードなものなのだが、お肉がなめらかで柔らかい!包んでいるキャベツと一体化して、口の中にフワッと広がる。今まで私の食べていたロールキャベツとは、全く別のものでした。スープは人参などの野菜がたっぷり入ったコンソメタイプ。あっさりした味なのに、とても満足できる豊かな香り。もうひとつの中身は、カニの味もしたけれど、魚のすり身かなぁ・・・?一口噛むととろけるように柔らかい!私の文章力ではこの美味しさは表現できないので、是非たくさんの人に実際に味わってもらいたい気分。これで、880円とは驚き!

ドリアは、ベーコンと魚介類がたっぷり。ドリアはどちらかとうと女性に人気の食べ物のような気がしていたけれど、これは男性も喜びそう。タコ、イカが大きめで歯ごたえがある。

他にもまだまだおいしそうなメニューが沢山あるので、是非試してみたい!

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2008年02月01日

ル・シャトレ、リニューアルオープン

先週(1/25)、ル・シャトレ(秋田市外旭川)が、洋食屋さんとしてリニューアルオープンした。早速、いつもの仲間、「わがまま隊」で、ランチに出掛けた。オムライス、ハンバーグ、カレー、パスタ・・・と洋食屋さんおなじみのメニューの中にもシェフのこだわりが感じられた。
たとえばオムライスは、生クリームたっぷりプレーンオムレツ、グリュエールチーズ入りオムレツ・・・など3〜4種類の中から選べる。ハンバーグの種類も豊富。生ハム入りの生パスタも魅力的だったが、今回は赤ワイン入りビーフシチューをオーダーした。
パン、ライス、バターライスの中からバターライスをチョイス!赤ワインの豊かな風味、牛のほお肉のとろけるような舌触り、"tres bon"トレボン(とてもおいしい)と言うより、"C'estparfait!"セ・パッフェ(完璧!)これで1280円はお店としては赤字でしょう!

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2008年01月08日

野茂、ガンバレ!

新しい年が始まり、メジャーリーガーたちが自主トレーニングを開始、そして嬉しいニュースが飛び込んできた。「野茂英雄、ロイヤルズとマイナー契約!」イチロー、松井、松坂がメジャーで活躍するようになって、もうすっかり忘れられてしまった名前だった。肘の手術の後、長いリハビリ期間があったと聞く。ベネズエラのリーグでプレーしていた期間もあった。もちろん、まだまだメジャーリーグで再びプレーするまでの道のりは長いが、今まで応援してきたた一ファンとして、その後のリハビリ期間を思うと、胸にこみ上げてくるものがある。
得意のストレートとフォークで、大きな大リーガーたちから次々と三振をとっていくかと思うと、一転、フォアボールでフルベースにしたり、しかしそのピンチを再び三振で切り抜ける彼のパフォーマンスに私たちは酔いしれたものだ。日本人大リーガーが増え、だんだんテレビで生中継される回数が減ってきても、ネット上でリアルタイムで公開される文字付きの試合経過にかじりつき、試合が終わると地元紙の記事が更新されるのを心待した。
日本の新聞は、どこもほとんど同じ内容、しかしアメリカの地元紙の記事は熱い。特に、ボストンレッドソックスにいてノーヒットノーランを達成したときは、ボストングローブの格調高い文章に感動し、それ以来毎日野茂の記事がないかチェックしたものだ。
松坂がワールドシリーズでバリテックのミットめがけて投げている姿を見ながら、「野茂が投げていたらどうなっていたかな。」などと考えたりもした。才能豊かな松坂のピッチングを見ていても、どうも盛り上がれない。マウンド上で無表情に投げ続ける姿に、なぜあれほど惹きつけられたのか・・・。
また野茂が同じような活躍が出来るかどうかは分からないが、がんばって欲しい。好きな野球を続けたい! そんな思いが伝わってくる。野球少年が、そのまま大きくなったような人。私たちが何処かに置き忘れてきてしまった子供の頃の夢、情熱、それらを持ち続け、前向きに生きる姿に、知らず知らずのうちに惹かれているのかもしれない。
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2007年11月27日

今月のル・シャトレ

11月としては、記録的な積雪・・・
あわてて、セーターやコートを出したり、タイヤを交換したり、先週末から妙に慌ただしくなった。
この日も朝から吹雪模様で、「こんな日に出掛けるのは、私たちぐらい・・・?」毎月一回は友人5人とル・シャトレでのランチを楽しんでいる。どうしてもスフレが食べたくなり、シェフに前ってリクエストしておいた。
すでに何組か食べ始めているお客さんもいて、暖かい店内は外とは別世界、じっくり煮込んだスープの香り、シャンソンのBGMも心地よい。
テーブルに着く早々、カップがサーブされた。シェフが笑顔で現れ、「今日は寒いから温かい方がいいと思って・・・。」
"ヴァン・ショ"(vin chaud)、いわゆる温かいワインだ。今日のような天気の日にはうってつけ。一同、ホッと一息・・・。」
ほのかな甘さにシナモンの香り、体の芯から温まり、
「今日は何が出て来るかな・・・」シェフお任せメニューの始まり始まり・・・!
タグ:フレンチ
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2007年03月22日

エディット・ピアフ

シャンソンといえばるんるんエディット・ピアフÉdith Piaf。「愛の賛歌」(Hymne à l'amour)、「ラ・ヴィ・アン・ローズ」(La vie en rose)は、シャンソンに興味のない人も一度は耳にしているはずだ。身体の底から突き上げてくるパワフルな歌声は心地よく胸に響いてくる。そのエディット・ピアフの生涯を描いた映画"La môme"が公開され、フランス中で話題となっている。「映画でこんなに感動したのは久しぶりだ。」など、制作関係者が驚くほどの反響があったようだ。

日曜日の夕方(日本時間)、フランス語圏テレビ局TV5で"Vivement Dimanche"(日曜日が待ち遠しい)というトーク番組がある。毎週、フランスの有名人がゲストとして何人か登場して、映画やCDの紹介などを兼ね、色々なことを喋っていく。ハリウッド映画でも有名な俳優ジェラール・ドゥパルジュからシラク大統領の奥さんまで、あらゆるジャンルの人達が出演する。先日は、「エディット・ピアフ特集」があり、この映画"La môme"の映画監督Olivier Dahan、ディレクター他、主な出演者4,5人がゲストとしてやって来て、映画作成時の苦労話などを語っていた。

驚いたのは、ひらめきMarion Cotillard演じるピアフがまるで本物のピアフかと思うほど、ピアフにそっくりな事だ。Marionは大柄で目鼻立ちのはっきりした現代風の女性で、一見ピアフには似ていない。maquilleur(メーキャップアーティスト)によると、プラスティックは使わなかったが、口の中にも何かを入れピアフの輪郭を作り、その上にさらに個性的だったピアフのメークを仕上げていったという。毎朝5時から,4〜5時間かけてメーキャップしたそうだ。

また、歌うシーンでは勿論ピアフのオリジナル音声が使われているが、まるでMarion 自身が歌っているかのようにしぐさや口の動きがぴったり合っていた。映画を見た人達は、映画を見ているということを忘れるほど、"La môme"に入り込めたのではないか。Marionは、手に入るピアフの映像は全て見て、息づかいまで揃うように練習したという。

ところで、Piafというのは本名ではない。道で歌っていた彼女を見つけたナイトクラブのオーナーが"La môme Piaf"というニックネームをつけた。パリの俗語で小雀という意味だ。映画のタイトルにもなっている"La môme"はその一部だが、"môme"だけでは「子供」という意味。フランス語では一般的なenfant(子供)の他にgosse、gaminも子供という意味でよく使われる。

さて、"Vivement Dimanche"(日曜日が待ち遠しい)では、懐かしいピアフの映像が沢山紹介されていたが、数々のピアフ伝説にまつわる関係者の思い出話も面白かった。たとえば、実際は病院で生まれたのだが、ピアフはアパートの玄関前の階段で生まれたというのが伝説になっている。彼女自身その場所をとても気に入っていて、時々そこでパンやパテを食べながらピクニックめいたことをやっていたそうだ。

また、ピアフは幼少期目が見えなかったが、祖母の元で働く娼婦がリジューのテレーズへ巡礼を行った際に持ち帰ったペンダントのおかげで視力が回復したという伝説もある。その時のペンダントをピアフはいつも身につけ、死ぬまではなさなかったという。

この映画、もちろんまだ日本では公開されていないが、番組で紹介されていたシーンを見ただけでも、早く最後まで見てみたい、という気持ちになる。繰り返しバックで流れるシャンソン"Non, je ne regrette rien"「水に流して(邦題)」は直訳すると、「何も後悔しない」。波瀾万丈だった彼女の人生を象徴するフレーズだ。

昨日、「世界でいちばん不運で幸せな私」という映画を見た。周りで起こること全てをゲームの対象にしてしまう幼馴染の男女を描いた、奇想天外ながら切ないラブストーリーである。妙なタイトルだったので、あまり期待せずに見始めたが、なんとピアフ役のMarion Cotillardがいるではないか。この作品でも、エネルギッシュな彼女はとても存在感があった。フランス映画らしい展開とそのラストシーンには、思わず苦笑してしまった。

"La môme"、日本公開が待ち遠しい。
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2007年02月07日

ピエール神父

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 ひらめき先月、パリに住むいとこから、e-mailが来た。ミサに列席して来たとのことで、ノートルダム寺院の写真が添付されていた。ステンドグラスから差す光、祈る人々の姿は、写真からもその荘厳な様子が伝わってくる。ミサはラテン語で行われていたそうで、パイプオルガンの即興曲も素晴らしかったという。

 いとこはクリスチャン(chrétien)で、小さい頃にラテン語で暗記した (apprendre la messe par cœur)祈りや歌が聞こえてきて、とても懐かしい気分になったそうだ。


 日本では全く報道されていないが、先日フランスで全国民に絶対的に尊敬されていたL'abbé Pierre(ピエール神父)が亡くなった。50年ほど前、戦争の後、フランスにも家のない貧しい人々が道にあふれ、子供達が次々に死んでいく時代があった。

「この子達の身体にもあなたがたの子供と同じように血が流れているのです。」心を痛めたピエール神父はラジオで熱く、フランス国民に訴えた。とても心に響くスピーチだったそうだ。その結果、今のお金で80億ユーロもの援助が集まった。

 EMAÜSという組織を作り、そのお金を元に、貧しい人達のためにたくさんのアパートを建てた。多くの人達を助けるためには、政治も変える必要もあると、実際に国会議員(député)
にもなったほどだ。色々なシステムを変えようと東奔西走するが、政治家達が自分たちの利益のためにのみ動いていることに嫌気がさし、辞職した。(démissionner)

 とにかく行動する人で、カメラの前ではいつも顔を真っ赤にして、人々に訴えていたという。


 国民からの信頼度も抜群で、la personne préférée(国民の好感度アンケート1位)にも17回選ばれた。(ピエール神父自身がもう選ばないでくれ、と断ったため、それからはサッカーのジダン選手などが選ばれるようになったとか・・・)

 94歳で亡くなられたが、悔いのない人生だったのではないだろうか。

 遺言により、葬式は親族だけの質素なものだった。ただ余りにも偉大な人だったために、何か式典が必要だったので、既に葬式は済ませていたがノートルダム寺院で大統領他著名人が集まり、ピエール神父を偲んだ。ニュースで報じられていたのは、生前の思いとは裏腹にかなり盛大な式だったが・・・。


葬式を英語では、funeralというが、フランス語でfunéraillesというと、かなり有名な人の葬式に限られる。大統領や今回のピエール神父等の場合だ。一般の人の葬式には、entrerrementが使われる。


 L'abbé Pierreのことを知ることが出来て本当に良かったと思う。自分の損得のためでなく、人々の幸せのために一生を捧げたピエール神父、ただただ頭の下がる思いである。ピエール神父の創設したEMAÜSという団体は、今ではとても大きくなって、彼が亡くなった後も世界中の困っている人達のために活動し続けている。

 ピエール神父のこともEMAÜSという組織のことも、今回初めて知ったので、世界は広いなと改めて感じる。フランス語を勉強をしていなければ、ずっと知らなかったかもしれない。

日本のニュースだけでは、世界で起こっていることのほんの一部のことしか分からない。アメリカのCNNだけでも不十分、やはりヨーロッパのニュースにも触れなければと痛感する今日この頃である。
posted by マドモアゼル at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする